- かりぎぬ
- かりぎぬ【狩衣】〔もと, 狩りなどのときに着たところから〕盤領(マルエリ)で脇を縫い合わせず, くくり緒のある袖が後ろ身頃にわずかに付いているだけの衣服。 地質は, 布(フ)を用いるので布衣(ホイ)とも呼んだが, のちに絹綾(キヌアヤ)のものもできた。 平安時代には公家の平常の略服であったが, 鎌倉時代以後は公家・武家ともに正服, または礼服として用いた。 現在は, 神官の服装に見られる。 狩襖(カリアオ)。 かりごろも。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.